雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる):12月31日~1月4日ごろ
雪国では、あたり一面が雪景色となるこの時季。
静寂に包まれた真っ白な世界では季節の変化を感じにくいですが、生命は確かに息づいており、春への準備を着実に進めています。
そんな生命の力強さを表したのが「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」です。
秋に種が蒔かれ、初夏に収穫される麦は、環境適応が高く、寒さに強いので、雪の下でも一歩一歩と芽を伸ばしています。
そんな力強い麦の姿を撮りたいと思っていたのですが、残念なことに私の住むところでは雪はあまり降りません。
それでもどんな様子なのかを見てみたくて、麦が植えられていそうな畑を自転車で回ってみることにしました。
花が折れそうなほど、吹きすさぶ寒風。
寒さのあまり一度、家に引き返します。セーターをもう一枚着て、再出発。
家から自転車で5分ほどで、畑が一面に広がっている場所に到着です。
立ち止まっては見回し、少し進んで、立ち止まっては見回しの繰り返しで、見つけました麦畑。
植えられているのは小麦です。
小麦粉はパンやうどん、中華麺、菓子、パスタ、そうめんなど、さまざまなものに加工されています。
そのように活躍するようになったのも製粉技術が進歩したおかげです。
それまでは大麦の方が収穫量の多さや収穫時期の早さ、粒の大きさなどにより、食用として重用されていたそうです。
日本では碾き臼が普及した江戸時代から家庭でも見られるようになり、明治時代に西欧の文化が入ってきたことにより、
急速に消費量が増大しました。
今では小麦を使った料理も一般的となり、私もよく食べますが、麦の畑を意識してみるのは初めてです。
休む間もなく吹き続ける一陣の風に、倒れ込む麦の芽。
芽もまだ成長していなく、たわわに稲穂が実る姿からはほど遠いです。
しかし、厳しい寒さに負けずに、これから少しずつ成長していくことを知っていると、不思議と力強さを感じます。
凛とした雰囲気にしたくて撮ってみました。
夏の実る頃が楽しみです。
雪国では、あたり一面が雪景色となるこの時季。
静寂に包まれた真っ白な世界では季節の変化を感じにくいですが、生命は確かに息づいており、春への準備を着実に進めています。
そんな生命の力強さを表したのが「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」です。
秋に種が蒔かれ、初夏に収穫される麦は、環境適応が高く、寒さに強いので、雪の下でも一歩一歩と芽を伸ばしています。
そんな力強い麦の姿を撮りたいと思っていたのですが、残念なことに私の住むところでは雪はあまり降りません。
それでもどんな様子なのかを見てみたくて、麦が植えられていそうな畑を自転車で回ってみることにしました。
花が折れそうなほど、吹きすさぶ寒風。
寒さのあまり一度、家に引き返します。セーターをもう一枚着て、再出発。
家から自転車で5分ほどで、畑が一面に広がっている場所に到着です。
立ち止まっては見回し、少し進んで、立ち止まっては見回しの繰り返しで、見つけました麦畑。
植えられているのは小麦です。
小麦粉はパンやうどん、中華麺、菓子、パスタ、そうめんなど、さまざまなものに加工されています。
そのように活躍するようになったのも製粉技術が進歩したおかげです。
それまでは大麦の方が収穫量の多さや収穫時期の早さ、粒の大きさなどにより、食用として重用されていたそうです。
日本では碾き臼が普及した江戸時代から家庭でも見られるようになり、明治時代に西欧の文化が入ってきたことにより、
急速に消費量が増大しました。
今では小麦を使った料理も一般的となり、私もよく食べますが、麦の畑を意識してみるのは初めてです。
休む間もなく吹き続ける一陣の風に、倒れ込む麦の芽。
芽もまだ成長していなく、たわわに稲穂が実る姿からはほど遠いです。
しかし、厳しい寒さに負けずに、これから少しずつ成長していくことを知っていると、不思議と力強さを感じます。
凛とした雰囲気にしたくて撮ってみました。
夏の実る頃が楽しみです。
旬の食材:蕎麦の実 |
蕎麦の旬は11~12月。
蕎麦はタデ科の一年草で、種まきから収穫までの期間が60~90日と非常に短く、さらに年2回も収穫できます。痩せた土壌や寒冷な気候でも生育するため、昔から凶作に備えるための作物として役立ってきました。 年2回の収穫のうち、7、8月に収穫するものを「夏蕎麦」、10~12月に収穫するものを「秋蕎麦」といいます。味、香り、色すべてが優れ、珍重されるのが秋蕎麦です。 蕎麦は栄養素が乏しいイメージがありますが、実は良質なたんぱく質やビタミンBを豊富に含んでいます。またポリフェノールの一種である「ルチン」が穀物類で唯一含まれています。毛細血管の働きを安定させ、血圧を下げる効果があるとされています。ただ、ルチンは水溶性なので、蕎麦湯を飲むようにすると、より栄養を摂ることができます。 |
旬の料理:年越しそば
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大晦日に一年の締めとして食べる年越しそば。この風習は江戸時代中期に始まったとされています。今では年の瀬の風物詩としてすっかり定着しています。
由来については諸説あるようですが、 他の麺類と比べて切れやすいことから、今年一年の苦労や厄災を断ち切るため。 麺が細く長いことから、「細く長く、幸せに暮らせますように」と願うためなどが有名です。 他には、細工師が金粉を集めるのにそば粉を丸めて使ったことで金運がよくなる。食べると体内の毒が除去されて健康になるなどがあるようです。 どの説にしろ、食べると一年の節目を実感できるので、ぜひ食べたいですね。 また、種類はざるそばやかけそばなど、どんなものでもいいですが、年を越さずに食べるのがいいとされています。 |