玄鳥至(つばめきたる):4月5日~4月9日ごろ
南方よりつばめがやってくるころ。
玄鳥はそのまま訳せば「黒い鳥」ですが、つばめを意味しています。
古くは乙鳥(つばくら、つばくろ)、天女(つばくらめ)などとも呼ばれていました。
冬を東南アジアで過ごし、暖かくなってきたこの時季に数千キロを越え、子育てのために日本にやってきます。
実は渡り鳥であると確認できたのは最近のことで、それまでは常世国(はるか海の彼方にあるとされた永遠不変の国)からやってくるとか、
樹木の穴や泥の中に潜って越冬しているとされていました。
巣から飛び出すようにエサを求める雛に一匹の親鳥がエサをあげる姿を写真でよく見ますが、
実は巣作りから子育てまで夫婦で協力して行っています。
そして、土や枯れ草と唾液を混ぜて作られる巣はすずめと同じように軒先や天井でよく見られます。
理由も同じです。人気のある場所に作ることで外敵から身を守るためです。
秋の「玄鳥去」でも書きましたが、巣がある家は、商売繁盛、火事が起きない、豊作になるなど縁起がよいとされています。
逆に来なくなった家は没落するともされていました。
また稲を荒らさずに害虫を食べてくれることから益鳥ともされ、農村では特に古くから大切にされてきました。
つばめと言えば、滑空するように飛ぶのが特徴的です。
「つばめが低く飛ぶと雨が降る」ということわざがありますが、それは湿度が高くなると餌の昆虫の羽根が重くなって高く飛べなくなるため、低空を飛ぶことになるからとされています。
軽やかに元気に飛び回る様子は見ていて気持ちがよく、いかにも春らしい活気を感じられます。
今回の写真では雛にエサをあげているところを撮ろうと意気込んでいたのですが、つばめの姿もさっぱり見えません。
そして、私が遠くに引っ越してしまったため、以前の「玄鳥去」の巣の様子を見ることもできませんでした。
そこで今回の写真は家の目の前に広がる海にしました。とはいえ日本海側なので、やってくるのは反対側です。
それでも、もう少ししたら海の近くを飛ぶつばめが見られるはず。
いや見たい。
そう思って今回の写真を撮りました。
あと、とりあえず家の周りを歩いて、つばめの巣を見つけようかなと思います。
南方よりつばめがやってくるころ。
玄鳥はそのまま訳せば「黒い鳥」ですが、つばめを意味しています。
古くは乙鳥(つばくら、つばくろ)、天女(つばくらめ)などとも呼ばれていました。
冬を東南アジアで過ごし、暖かくなってきたこの時季に数千キロを越え、子育てのために日本にやってきます。
実は渡り鳥であると確認できたのは最近のことで、それまでは常世国(はるか海の彼方にあるとされた永遠不変の国)からやってくるとか、
樹木の穴や泥の中に潜って越冬しているとされていました。
巣から飛び出すようにエサを求める雛に一匹の親鳥がエサをあげる姿を写真でよく見ますが、
実は巣作りから子育てまで夫婦で協力して行っています。
そして、土や枯れ草と唾液を混ぜて作られる巣はすずめと同じように軒先や天井でよく見られます。
理由も同じです。人気のある場所に作ることで外敵から身を守るためです。
秋の「玄鳥去」でも書きましたが、巣がある家は、商売繁盛、火事が起きない、豊作になるなど縁起がよいとされています。
逆に来なくなった家は没落するともされていました。
また稲を荒らさずに害虫を食べてくれることから益鳥ともされ、農村では特に古くから大切にされてきました。
つばめと言えば、滑空するように飛ぶのが特徴的です。
「つばめが低く飛ぶと雨が降る」ということわざがありますが、それは湿度が高くなると餌の昆虫の羽根が重くなって高く飛べなくなるため、低空を飛ぶことになるからとされています。
軽やかに元気に飛び回る様子は見ていて気持ちがよく、いかにも春らしい活気を感じられます。
今回の写真では雛にエサをあげているところを撮ろうと意気込んでいたのですが、つばめの姿もさっぱり見えません。
そして、私が遠くに引っ越してしまったため、以前の「玄鳥去」の巣の様子を見ることもできませんでした。
そこで今回の写真は家の目の前に広がる海にしました。とはいえ日本海側なので、やってくるのは反対側です。
それでも、もう少ししたら海の近くを飛ぶつばめが見られるはず。
いや見たい。
そう思って今回の写真を撮りました。
あと、とりあえず家の周りを歩いて、つばめの巣を見つけようかなと思います。
旬の食材:ニラ
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ニラの旬は3月から5月です。
ニラは栽培がしやすく、葉を根もとから刈り取っても、また次の新しい葉が伸びてきます。そのため年に3回は収穫ができますが、春の一番刈りのものが葉が柔らかく、香りが強くおいしいとされています。 一般的なニラは緑色の「葉ニラ」です。日光に当てずに軟白栽培した「黄ニラ」や、小さなつぼみがついた「花ニラ」もあります。 独特の香りのもとはアリシンという物質です。スタミナ野菜と言われるように疲労回復や滋養強壮に効果があります。血行をよくするので冷え性にも効果があるそうです。 味のよいニラは葉の幅が広く肉厚です。葉の緑色が濃く、張りとツヤがあり、葉先までピンとまっすぐ伸びているものは新鮮です。 葉先が折れていたりしおれているもの、切り口が変色しているものは古いものなので、避けるようにしましょう。 |