蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ):9月28日~10月2日頃
「坏」はふさぐ、閉ざすという意味。
つまり、虫たちが越冬に向けて、土の中に入り身を隠し始めるころです。
春の「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)とは対になっています。
虫たちが冬に向けて準備する様子、土の中に入ったり、さなぎになったり、
姿を隠す様子を「とをふさぐ」と表現する、古人の感覚はおもしろいです。
今回、「蟄虫坏戸」の言葉で真っ先に浮かんだのはミノムシでした。
ミノムシのあの閉じ籠もっている姿は「とをふさぐ」という表現にぴったり。
子どもの頃よく木にぶら下がっているのを見かけたので、
簡単に見つかるだろうと近所の公園を探してみましたが、全く見つかりませんでした。
不思議に思い、調べてみると、オオミノガヤドリバエという外来種のせいで減少し、
場所によっては絶滅危惧種に指定されているということがわかりました。
ミノムシが蛾の幼虫であると知った時も大きなショックを受けましたが、
それ以上にいなくなっていることに気付かないことに大きなショックを受けました。
しかし、それでも諦めきれません。
近所の公園という公園をもう一度探しまわり、
なにげなく葉っぱの裏を見てみると、なんとミノムシの姿を見つけました。
葉っぱの裏に隠れるようにいたミノムシの姿は「蟄虫坏戸」という言葉にぴったり。
見つけた喜びと、いてくれてありがとうと感謝の気持ちでシャッターを切りました。
その反面、シャッターを切りながら別のことも考えていました。
それは子どもの時に見た「わたしはミノムシです」
と言わんばかりに堂々とぶら下がっていたあの姿を見たいということです。
少し邪魔くさくて、少し汚いなと思ったこともありましたが、
いなくなったことに気付くと途端に恋しくなるものです。
またいつか、この時期にミノムシが近所で簡単に見つけられるといいな、
少しわがままですが、そんなことを考えさせられた時候でした。
「坏」はふさぐ、閉ざすという意味。
つまり、虫たちが越冬に向けて、土の中に入り身を隠し始めるころです。
春の「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)とは対になっています。
虫たちが冬に向けて準備する様子、土の中に入ったり、さなぎになったり、
姿を隠す様子を「とをふさぐ」と表現する、古人の感覚はおもしろいです。
今回、「蟄虫坏戸」の言葉で真っ先に浮かんだのはミノムシでした。
ミノムシのあの閉じ籠もっている姿は「とをふさぐ」という表現にぴったり。
子どもの頃よく木にぶら下がっているのを見かけたので、
簡単に見つかるだろうと近所の公園を探してみましたが、全く見つかりませんでした。
不思議に思い、調べてみると、オオミノガヤドリバエという外来種のせいで減少し、
場所によっては絶滅危惧種に指定されているということがわかりました。
ミノムシが蛾の幼虫であると知った時も大きなショックを受けましたが、
それ以上にいなくなっていることに気付かないことに大きなショックを受けました。
しかし、それでも諦めきれません。
近所の公園という公園をもう一度探しまわり、
なにげなく葉っぱの裏を見てみると、なんとミノムシの姿を見つけました。
葉っぱの裏に隠れるようにいたミノムシの姿は「蟄虫坏戸」という言葉にぴったり。
見つけた喜びと、いてくれてありがとうと感謝の気持ちでシャッターを切りました。
その反面、シャッターを切りながら別のことも考えていました。
それは子どもの時に見た「わたしはミノムシです」
と言わんばかりに堂々とぶら下がっていたあの姿を見たいということです。
少し邪魔くさくて、少し汚いなと思ったこともありましたが、
いなくなったことに気付くと途端に恋しくなるものです。
またいつか、この時期にミノムシが近所で簡単に見つけられるといいな、
少しわがままですが、そんなことを考えさせられた時候でした。
旬の食材:里芋 |
中秋の名月の頃に収穫される「里芋」
日本では縄文時代後期から食されてきました。今はじゃがいも、さつまいもなどいろいろありますが、昔はイモといえば、里芋のことを指すほど身近な食べ物でした。 また親芋の周りに子芋、孫芋がたくさん出来ることから、縁起がいいとされ、さまざまな行事で使われてきました。 独特のぬめりはムチン、ガラクタンという成分で、ムチンは消化促進、ガラクタンは体内の免疫力を高める作用があると言われ、他には血圧やコレステロールを下げるとされています。 里芋を選ぶときのポイントはふっくらと丸みがあり、表面の縞模様がはっきりしている。乾燥しているものはよくないので、土で湿っているもの、持った時に重みを感じるものを選ぶといいです。 |