閉塞成冬(そらさむくふゆとなる):12月7日~12月11日ごろ
そらさむくふゆとなる。
この言葉でみなさんがイメージする風景はどんなものでしょうか。
本で調べてみたところ
「そらさむくふゆとなる」とは「冬の冷たい雲が天地のあいだをふさぎ、寒さ厳しい頃」と書かれています。
漢字を見ると、「閉塞成冬」
つまり、「閉塞」がキーワードです。
私は雲が天を覆うようにもくもくとしている光景を思い浮かべました。
だから、今回はそういう写真を撮ろうと思っていると友人になんとなく言ってみたところ、
「俺は今日、やっぱ晴れると寒いなあと思ったよ」と。
季節の感じ方、気温の変化、イメージする風景、
そして今回の寒さの感じ方、ひとつとってみても、人によって違います。
池が凍っているのを見て寒い。
雪が降っているのを見て寒い。
風が強く吹いているから寒い。
空が晴れているからこそ寒い。
そして、きっと私には考えもしなかった寒さを感じるタイミングやできごとがあるはずです。
今回の写真は埼玉県所沢市の航空公園で撮りました。
撮る上で、自分にルールを課しました。
それは100m歩いたら、足を止め、寒さを感じる風景を探すということです。
新たな寒さを発見しよう。そんな思いで課したルールです。
駐車場に車を止め、歩みを進めます。
目の前に大きく広がる少し黄色みがかった枯れた芝生、芝生は端から端まで200mほどでしょうか、
両端には枯れた木や、常緑樹などさまざまな種類の木が芝生を囲うように生えています。
そして100mほど先に葉の落ちた木が7本ほどぽつんと立っています。
見上げれば、雲で覆われた空が見えます。私の思う冬の景色が広がっていました。
そこから100mほど進みます。
遠くに見えた木が少しだけ近くなりました。
足下には黄色く染まった葉が、少ししおれて落ちており、紅葉の終わりを感じます。
遠くからは見えていませんでしたが、近づいたらわずかながら葉っぱがついているのが見えます。
葉っぱが必死に秋にしがみついているように見えました。
さらに100m。
遊歩道、ランニングコースの手前に着きました。
散歩している人、ランニングしている人はどの季節でも見ます。
しかし、寒さが厳しくなっているからか、手袋をしている人がたくさんいました。
黒い手袋、鮮やかな青の手袋、ピンクの手袋、内側に黄色いつぶつぶのついた軍手、
水色のダンベルを持って歩く人、体が温まるように腕を大きく降り歩く人、
黒いニット帽に、黒いスポーツウェアで息を荒げながら走る人。
さまざまな人が目の前を通り過ぎていきます。
さらに100m。
木で覆われた遊歩道を歩くと、そこはさまざまな色の落ち葉で足下が覆われていました。
赤、茶、黄色、緑、そこにひょこっと花が出ているのが見えます。
さっき見た枯れた木よりもここはにぎやかに感じます。
さらに100m。
水が流れていない噴水。誰も座っていないベンチが見えます。
ここに立ち止まる人は誰もいません。
夏に役目を終えた噴水に、寒さのせいか座ろうと思えないベンチを見ていると寂しく見えてきます。
さらに100m。
池に3種類の鴨が30羽ほど泳いでいます。
鴨は9月ごろから渡来し、4月ごろには去っていきます。
まだ凍ってはいない池で泳ぐ鴨。なんとなく冬の光景のような印象を受けます。
そして帰り道、行きに通った道を辿るように戻ります。
一番寒さを感じた風景をもう一度撮って帰ろう。
そう思って撮ったのが今回の写真です。
色々な景色を見て回りましたが、つい前まで、葉っぱのあった木が枯れている様子が今回の中で一番寒さを感じました。
寒さで硬直した体を車の中で温めながら、改めて写真を見てみると、木の後ろの空が晴れていることに気が付きました。
つい2日前までは、雲で覆われた空こそがと思っていましたが、友人の一言で色々な捉え方があることに気が付きました。
そしてそれを実際に感じるために100mで立ち止まるルールを作ってみたのですが、発見のある時間を過ごせたのかなと思います。
ぜひ、お時間に余裕のある時に100mルールを実践してみてください。
きっと素敵な発見があることと思います。
そらさむくふゆとなる。
この言葉でみなさんがイメージする風景はどんなものでしょうか。
本で調べてみたところ
「そらさむくふゆとなる」とは「冬の冷たい雲が天地のあいだをふさぎ、寒さ厳しい頃」と書かれています。
漢字を見ると、「閉塞成冬」
つまり、「閉塞」がキーワードです。
私は雲が天を覆うようにもくもくとしている光景を思い浮かべました。
だから、今回はそういう写真を撮ろうと思っていると友人になんとなく言ってみたところ、
「俺は今日、やっぱ晴れると寒いなあと思ったよ」と。
季節の感じ方、気温の変化、イメージする風景、
そして今回の寒さの感じ方、ひとつとってみても、人によって違います。
池が凍っているのを見て寒い。
雪が降っているのを見て寒い。
風が強く吹いているから寒い。
空が晴れているからこそ寒い。
そして、きっと私には考えもしなかった寒さを感じるタイミングやできごとがあるはずです。
今回の写真は埼玉県所沢市の航空公園で撮りました。
撮る上で、自分にルールを課しました。
それは100m歩いたら、足を止め、寒さを感じる風景を探すということです。
新たな寒さを発見しよう。そんな思いで課したルールです。
駐車場に車を止め、歩みを進めます。
目の前に大きく広がる少し黄色みがかった枯れた芝生、芝生は端から端まで200mほどでしょうか、
両端には枯れた木や、常緑樹などさまざまな種類の木が芝生を囲うように生えています。
そして100mほど先に葉の落ちた木が7本ほどぽつんと立っています。
見上げれば、雲で覆われた空が見えます。私の思う冬の景色が広がっていました。
そこから100mほど進みます。
遠くに見えた木が少しだけ近くなりました。
足下には黄色く染まった葉が、少ししおれて落ちており、紅葉の終わりを感じます。
遠くからは見えていませんでしたが、近づいたらわずかながら葉っぱがついているのが見えます。
葉っぱが必死に秋にしがみついているように見えました。
さらに100m。
遊歩道、ランニングコースの手前に着きました。
散歩している人、ランニングしている人はどの季節でも見ます。
しかし、寒さが厳しくなっているからか、手袋をしている人がたくさんいました。
黒い手袋、鮮やかな青の手袋、ピンクの手袋、内側に黄色いつぶつぶのついた軍手、
水色のダンベルを持って歩く人、体が温まるように腕を大きく降り歩く人、
黒いニット帽に、黒いスポーツウェアで息を荒げながら走る人。
さまざまな人が目の前を通り過ぎていきます。
さらに100m。
木で覆われた遊歩道を歩くと、そこはさまざまな色の落ち葉で足下が覆われていました。
赤、茶、黄色、緑、そこにひょこっと花が出ているのが見えます。
さっき見た枯れた木よりもここはにぎやかに感じます。
さらに100m。
水が流れていない噴水。誰も座っていないベンチが見えます。
ここに立ち止まる人は誰もいません。
夏に役目を終えた噴水に、寒さのせいか座ろうと思えないベンチを見ていると寂しく見えてきます。
さらに100m。
池に3種類の鴨が30羽ほど泳いでいます。
鴨は9月ごろから渡来し、4月ごろには去っていきます。
まだ凍ってはいない池で泳ぐ鴨。なんとなく冬の光景のような印象を受けます。
そして帰り道、行きに通った道を辿るように戻ります。
一番寒さを感じた風景をもう一度撮って帰ろう。
そう思って撮ったのが今回の写真です。
色々な景色を見て回りましたが、つい前まで、葉っぱのあった木が枯れている様子が今回の中で一番寒さを感じました。
寒さで硬直した体を車の中で温めながら、改めて写真を見てみると、木の後ろの空が晴れていることに気が付きました。
つい2日前までは、雲で覆われた空こそがと思っていましたが、友人の一言で色々な捉え方があることに気が付きました。
そしてそれを実際に感じるために100mで立ち止まるルールを作ってみたのですが、発見のある時間を過ごせたのかなと思います。
ぜひ、お時間に余裕のある時に100mルールを実践してみてください。
きっと素敵な発見があることと思います。
旬の食材:白菜 |
白菜の旬は11月から2月です。
今では通年出荷されていますが、霜にあたると繊維がやわらかくなり風味や甘みが増すので、冬が一番おいしくいただけます。和洋中、どんな料理にも使える万能の食材です。 白菜の95%が水分のため、栄養が少ないと思われていますが、実際にはビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。ただし、白菜のビタミンは水溶性なので、鍋でいただく時はスープも飲むようにしましょう。 丸々買う時は、ズシリと重く、しっかりと上が閉じているものを選びましょう。 カットものを買う時は、断面が平らなものがいいです。白菜は切ってからも成長するため、真ん中が盛り上がっているものは切られてから時間が経っているものになります。 |
1:
白菜は3センチ四方に切り、玉ねぎは薄切りに、にんじんは皮をむいて縦半分に切り、さらに薄切りにします。しめじは根元を切って房を分けます。ベーコンは5mm幅に切ります。 2: フライパンにサラダ油を中火で熱し、ベーコンをこんがりと焼き目がつくまで炒めます。 |
3:
切った野菜を全て加え、スープをを注ぎ入れて煮ます。 野菜に火が通ってやわらかくなったら塩、こしょう、ごま油を加えます。 牛乳溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。 |