黄鶯睍睆(うぐいすなく):2月9日~2月13日ごろ
ホーホケキョ、ホーホケキョ……。
「春告鳥」と呼ばれ、春のイメージとして親しまれているうぐいす。
「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」とは、うぐいすが鳴く時季が到来したことを表しています。
「黄鶯」とは本来、中国や朝鮮半島で見られる「高麗鶯」のこと。
しかし、七十二候が日本に広まる中で、日本古来のうぐいすに置き換えられたそうです。
また普段は目にしない「睍睆」は、けんがんとも読み、鳴き声が美しいことを表す言葉です。
ホーホケキョと聞こえると、春の訪れを感じ、心が弾みます。
独特のさえずりについ足を止め、耳を傾けてしまう人も多いのではないでしょうか。
実はホーホケキョと鳴くのは繁殖期の雄のみです。
そして、ホーホケキョのあとの「ケキョ、ケキョ、ケキョ」という鳴き声は縄張りを主張するための警戒音。
「鶯の谷渡り」とも言われます。
ほかにも「チャッチャッチャ」と自分の居場所を知らせるために鳴くこともあるようです。
「うぐいす=ホーホケキョ」のイメージしかなかったので、何種類もあるなんて驚きです。
うぐいすにまつわることわざで「鶯に梅」という言葉があります。
この言葉から、梅の枝に止まっているうぐいすの姿をつい想像してしまいますが、うぐいすが梅の枝に止まることはあまり多くありません。
うぐいすはやぶを好み、繁殖期には笹が密生しているところにいることが多いようです。
実は、「鶯に梅」はうぐいすの鳴き声と梅の開花が春の到来を象徴することから生まれた言葉です。
辞書で意味を調べてみると、「取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。」と書いてありました。
でも、そう言われると、毎年、うぐいすが梅に止まっている写真や光景を見てるけどなと思われた方もいると思います。
私もそう思っていました。
それはうぐいすではなくメジロではないでしょうか。もし鶯餅の色を想像した人は間違っている可能性が高いです。
というのも、私は写真を撮るまでそう勘違いしていたからです。
今回の写真は「上野動物園」で撮りました。
園の入り口の近くに、「日本の鳥」というコーナーがあります。
そこではすずめ、うぐいす、メジロが飼育されています。
動物園なので、写真付きの説明板があります。
見てみると、私の中のうぐいすが「メジロ」と書かれていました。
目のまわりが白く、体は鮮やかな黄緑色で、毛並みも整っていて、気品があるのが私のイメージする「うぐいす」でした。
しかし、実際にはうぐいすは色が鮮やかではなく、毛並みも体の形もスマートではありませんでした。
すぐには信じられなくて、これはなにかの間違いだと思い、その場で調べました。
すると私と同じ勘違いをしている人が多いことを知りました。
鶯餅が鮮やかな抹茶色をしていることや、「梅にメジロ」の写真をよく見ることから勘違いが生まれたそうです。
この写真を撮った時も、木の葉の影になっているところにいることが多く、難航しました。
苦労して撮っても、なんとなく見た目が地味な感じがして、気分が上がりませんでした。
しかし、何度か撮っているうちに、体を震わせて、ホーホケキョと鳴く姿をファインダー越しに見ていると、
ああ春だなと感じるようになってくるから不思議です。
この時季になると、春を断片的に感じることがあります。
今回は鳥に注目してみることで感じることができました。
次回は何で感じるのか、今のうちから楽しみです。
ホーホケキョ、ホーホケキョ……。
「春告鳥」と呼ばれ、春のイメージとして親しまれているうぐいす。
「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」とは、うぐいすが鳴く時季が到来したことを表しています。
「黄鶯」とは本来、中国や朝鮮半島で見られる「高麗鶯」のこと。
しかし、七十二候が日本に広まる中で、日本古来のうぐいすに置き換えられたそうです。
また普段は目にしない「睍睆」は、けんがんとも読み、鳴き声が美しいことを表す言葉です。
ホーホケキョと聞こえると、春の訪れを感じ、心が弾みます。
独特のさえずりについ足を止め、耳を傾けてしまう人も多いのではないでしょうか。
実はホーホケキョと鳴くのは繁殖期の雄のみです。
そして、ホーホケキョのあとの「ケキョ、ケキョ、ケキョ」という鳴き声は縄張りを主張するための警戒音。
「鶯の谷渡り」とも言われます。
ほかにも「チャッチャッチャ」と自分の居場所を知らせるために鳴くこともあるようです。
「うぐいす=ホーホケキョ」のイメージしかなかったので、何種類もあるなんて驚きです。
うぐいすにまつわることわざで「鶯に梅」という言葉があります。
この言葉から、梅の枝に止まっているうぐいすの姿をつい想像してしまいますが、うぐいすが梅の枝に止まることはあまり多くありません。
うぐいすはやぶを好み、繁殖期には笹が密生しているところにいることが多いようです。
実は、「鶯に梅」はうぐいすの鳴き声と梅の開花が春の到来を象徴することから生まれた言葉です。
辞書で意味を調べてみると、「取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。」と書いてありました。
でも、そう言われると、毎年、うぐいすが梅に止まっている写真や光景を見てるけどなと思われた方もいると思います。
私もそう思っていました。
それはうぐいすではなくメジロではないでしょうか。もし鶯餅の色を想像した人は間違っている可能性が高いです。
というのも、私は写真を撮るまでそう勘違いしていたからです。
今回の写真は「上野動物園」で撮りました。
園の入り口の近くに、「日本の鳥」というコーナーがあります。
そこではすずめ、うぐいす、メジロが飼育されています。
動物園なので、写真付きの説明板があります。
見てみると、私の中のうぐいすが「メジロ」と書かれていました。
目のまわりが白く、体は鮮やかな黄緑色で、毛並みも整っていて、気品があるのが私のイメージする「うぐいす」でした。
しかし、実際にはうぐいすは色が鮮やかではなく、毛並みも体の形もスマートではありませんでした。
すぐには信じられなくて、これはなにかの間違いだと思い、その場で調べました。
すると私と同じ勘違いをしている人が多いことを知りました。
鶯餅が鮮やかな抹茶色をしていることや、「梅にメジロ」の写真をよく見ることから勘違いが生まれたそうです。
この写真を撮った時も、木の葉の影になっているところにいることが多く、難航しました。
苦労して撮っても、なんとなく見た目が地味な感じがして、気分が上がりませんでした。
しかし、何度か撮っているうちに、体を震わせて、ホーホケキョと鳴く姿をファインダー越しに見ていると、
ああ春だなと感じるようになってくるから不思議です。
この時季になると、春を断片的に感じることがあります。
今回は鳥に注目してみることで感じることができました。
次回は何で感じるのか、今のうちから楽しみです。
旬の食材:いちご |
今では一年中出回っているいちごですが、本来の旬は4~5月です。
旬のものは甘みが強く、値段も安いものが多いですが、気温が高いせいで、痛みも早いです。また、クリスマスケーキの需要もあり、促成栽培が盛んなため、本来の時季よりも早く店頭に並ぶことが多くなっています。 結果として、いちごを美味しく、さらに安心して食べられるのは1月~3月です。 品種によって選び方は異なりますが、基本的には艶があって、形がくずれていなくて、ヘタがぴんとなっているものを選びましょう。 いちごは果物の中で最も多くビタミンCを含んでおり、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。また、赤い色の成分であるアントシアニンはがん予防にも効果があるといわれています。 |
1:
いちごはヘタを取る前に、水でよく洗います。 水気を切ってから鍋に入れ、グラニュー糖をまんべんなくふりかけ、レモン汁をかけて、全体になじむようにしたら1時間ほど置いておきます。 2: 中火で煮込んでいきます。煮込んでいくとアクが出るので、こまめに取り除いて下さい。 |
3:
煮詰まってくると、小さい泡が大きい泡になってくるので、それから5分ほど煮ます。 火を止めても余熱で煮詰まれるので、少しゆるいかなというところで止めてください。 4: 煮沸消毒したビンに入れて、完成です。 ※個人的にいちごの食感があった方が好きなので、軽く混ぜただけにしました。お好みの大きさに潰してください。 |