金盞香(きんせんかさく):11月17日~11月21日ごろ
金盞とは水仙の花のこと。
つまり「金盞香」とは水仙の花が咲き、芳しい香りがするころという意味です。
水仙の白い六枚の花びらが銀の台、内側の黄色い部分が金の盃に見えることから、
「金盞銀台」つまり金色の盃に喩えられるようになりました。
黄色やオレンジ色の花を咲かせるキク科の金盞花という花がありますが、こちらは開花が初夏のため別のものです。
水仙の開花時期は11月~3月で、早咲きのものは正月の飾り花としても用いられます。
日本の気候と相性がよく、日常的に見ることができます。冷たい空気の中、静かにたたずむ姿に高貴さを感じます。
今回は家から車で30分の、広さ5haほどの公園で撮りました。
撮影中は動かずに黙々と撮るので、上着を一枚多めに羽織っていきました。
それでも風が冷たくて、手が縮こまってきました。
以前、「山茶始開」の時に訪れた昭和記念公園とは違い、駅からは遠く、バスで訪れたり、
近隣の人しか来ないような公園だったので人もまばらですが、やはりいます。花仲間。
まずは簡単な会釈から入ります。
撮っている間になんとなく人となりがわかってくるような気がして、すぐに話しかけるのではなく、
撮っているものでお互いの興味と距離感を把握します。
基本的に年上の方が多く、色々なことを知っているので、いつもは私からさりげなく近づいて話を聞きにいきます。
なので今回もそうしようかなと思っていたら、向こうから話しかけてくれました。
話を聞いてみると、個展を開くほどの写真好きの方でした。
30歳から写真を撮り始めて、定年後の今では奥さんそっちのけで毎日どこかに写真を撮りにきているとのことでした。
姿を見てみると、一昔前のプロカメラマンといった出で立ち。
すり切れたシューティングベストの袖、パンパンになったポッケ、人差し指と親指の先端だけが切られている手袋、
ツバの反対になった帽子、本人しかわからない目印のついた三脚……。
自慢じゃないんだけどと嬉しそうに話すのは、昨年、木をテーマとした写真コンペで最優秀賞をとったという自慢話。
パンパンのポッケからはその時の写真をポストカードにしたものが出てきて、一枚くれました。
その後もどんどん出てくる写真やら個展の案内。
好きなものの話は尽きません。カメラの話や最近撮ったものの話など1時間ほど聞いた後、別れました。
私自身がここまで一つのことに没頭して、嬉しそうに話を出来るかわかりませんが、
こういう人が私は好きなんだなと、少し冷えた体を温めながらしみじみと思いました。
金盞とは水仙の花のこと。
つまり「金盞香」とは水仙の花が咲き、芳しい香りがするころという意味です。
水仙の白い六枚の花びらが銀の台、内側の黄色い部分が金の盃に見えることから、
「金盞銀台」つまり金色の盃に喩えられるようになりました。
黄色やオレンジ色の花を咲かせるキク科の金盞花という花がありますが、こちらは開花が初夏のため別のものです。
水仙の開花時期は11月~3月で、早咲きのものは正月の飾り花としても用いられます。
日本の気候と相性がよく、日常的に見ることができます。冷たい空気の中、静かにたたずむ姿に高貴さを感じます。
今回は家から車で30分の、広さ5haほどの公園で撮りました。
撮影中は動かずに黙々と撮るので、上着を一枚多めに羽織っていきました。
それでも風が冷たくて、手が縮こまってきました。
以前、「山茶始開」の時に訪れた昭和記念公園とは違い、駅からは遠く、バスで訪れたり、
近隣の人しか来ないような公園だったので人もまばらですが、やはりいます。花仲間。
まずは簡単な会釈から入ります。
撮っている間になんとなく人となりがわかってくるような気がして、すぐに話しかけるのではなく、
撮っているものでお互いの興味と距離感を把握します。
基本的に年上の方が多く、色々なことを知っているので、いつもは私からさりげなく近づいて話を聞きにいきます。
なので今回もそうしようかなと思っていたら、向こうから話しかけてくれました。
話を聞いてみると、個展を開くほどの写真好きの方でした。
30歳から写真を撮り始めて、定年後の今では奥さんそっちのけで毎日どこかに写真を撮りにきているとのことでした。
姿を見てみると、一昔前のプロカメラマンといった出で立ち。
すり切れたシューティングベストの袖、パンパンになったポッケ、人差し指と親指の先端だけが切られている手袋、
ツバの反対になった帽子、本人しかわからない目印のついた三脚……。
自慢じゃないんだけどと嬉しそうに話すのは、昨年、木をテーマとした写真コンペで最優秀賞をとったという自慢話。
パンパンのポッケからはその時の写真をポストカードにしたものが出てきて、一枚くれました。
その後もどんどん出てくる写真やら個展の案内。
好きなものの話は尽きません。カメラの話や最近撮ったものの話など1時間ほど聞いた後、別れました。
私自身がここまで一つのことに没頭して、嬉しそうに話を出来るかわかりませんが、
こういう人が私は好きなんだなと、少し冷えた体を温めながらしみじみと思いました。
旬の食材:レンコン |
レンコンの旬は11月~3月まで。
ちなみに「金盞香」の始まりの、11月17日はレンコンの日です。 秋口に収穫される「秋レンコン」は軟らかくてあっさり。冬のレンコンは粘りと甘みが強いです。 レンコンは漢字で「蓮根」と書きますが、土の中に伸びる地下茎の肥大した部分のことを指します。可食部の80%は水分なので、持った時にずしりと重みを感じるもの、ふっくらとしていて丸みがあるものが水分が保たれていておすすめです。またカットされているものであれば、内側が黒くなっていないもの、穴が小さいものがおすすめです。 レンコンにはムチンという胃腸を保護してくれる粘り成分が含まれており、胃潰瘍や胃炎の予防、他には滋養強壮効果があるとされています。また便通をよくする食物繊維も豊富に含まれています。 |
1:
レンコンは5mm程度に輪切り、にんじん、ごぼう、ちくわ、椎茸は乱切りにしてください。こんにゃくは一口大に手でちぎり、油揚げは湯通しをして1cm幅に切ってください。 ※レンコンは切り口が黒く変色しやすいため、下準備の際は切ったらすぐ酢水にさらすと見栄えがよくなります。また粘りを抑え、よりシャキシャキとした歯ごたえになります。 |
2:
鍋にサラダ油を入れ、油揚げ以外の材料を全て入れてください。油がまんべんなく回ったら、かつおだし、砂糖、みりん、料理酒の順番に入れ、フタをして中火で煮ます。沸騰したらフタをしょうゆ、だし醤油を入れ、中火で15分煮ます。10分ほどしたら油揚げを入れてください。 3: 一度冷めると味がしみるので、食べる前に一度冷ましましょう。 |