地始凍(ちはじめてこおる):11月12日~11月16日頃
夜の気温がぐんと下がり、朝の冷え込みを厳しく感じるようになります。
七十二候では「地始凍」と表現されているため、地面が凍り始めるころと思われています。
しかし、厳密には地面が凍り始めるのはもう少し後です。
今よりももう少し寒さが厳しくなってきたら、見ることができます。
また、その時期は霜柱ができ始めるころでもあります。
霜柱も霜と同じように見ると踏んでみたくなります。
ただ、霜柱と霜は同じ「霜」の字が使われていますが、原理としては違うものです。
空気中の水蒸気が凝結してできる霜に対して、霜柱は地中の水分が地表に染み出して柱のように凍ってできるものです。
そのため霜柱は堅い地面にはできにくく、柔らかい畑にできることが多いです。
地面が持ち上げられて農作物が被害を受けるため、農家は苦労するそうです。
今回は凍っている地面を撮りたいと思っていたのですが、上記のように地面が凍るのはもう少し後になってからです。
どうしようか悩んだ結果、とりあえず近所の田んぼに行ってみることにしました。
普段は人気の少ない田んぼですが、その日はなぜか真ん中らへんに10人ほど若い人が集まっていました。
近づいてみると、カメラや、テレビでよく見るガンマイクや他にも撮影で使う道具がたくさんありました。
こんなところで撮影なんかするんだなと思い、話を聞いてみたところ、大学のサークルで発表する映像を制作しているとのことでした。
普段は少し離れたところを走る電車の音、鳥の鳴き声、300m先にある小中学校から聞こえる子どもたちの声が心地よく混ざっている
静かな場所ですが、今日はにぎやかな声が聞こえ、慌ただしさを感じました。
ちょっと集中して写真を撮りたいなと思い、彼らから離れ、被写体を探しました。
だんだんと声や気配が小さくなってきて、気にならないほどになった時、今度は水が流れる音が反対の方から聞こえてきました。
なんだろうと思い、聞こえる方へ近づくと、それは水路に水が流れる音だとわかりました。
そのまま水路に沿って10mほど歩くと、水路が三方から合流し、30度ほどの傾斜でアスファルトの下をくぐっているところに着きました。そこまで着くと音は激しさを増し、周りの音が聞こえなくなりました。
その先では水路から大きさ1mほどの小さい貯水池のようなところに水が勢いよく落ち、白い水泡がひっきりなしにできていました。
田んぼに水を供給するための水路は役目を終えたこの時期でも、休むことなく水を流しています。
しかし、激しい音とは裏腹に、私にはむなしく流れているように見えました。
それは冬に入り、色々なものが動きを止め始めるこの時期だから感じたのかもしれません。
また、きっと夏だと涼しく見えるであろうこの景色も、冬に入り始めたこの時期だととても冷たく感じました。
そんな様子が今回のテーマ、「地始凍」に合っていると思い、写真を撮りました。
また、ここから流れる水が稲を育てたのかと思うと感謝の気持ちと来年もまた頑張ってねという思いが生まれました。
なにか撮れるかなと思いつきで訪れた田んぼ。意外にもいい写真が撮れたと満足できました。
夜の気温がぐんと下がり、朝の冷え込みを厳しく感じるようになります。
七十二候では「地始凍」と表現されているため、地面が凍り始めるころと思われています。
しかし、厳密には地面が凍り始めるのはもう少し後です。
今よりももう少し寒さが厳しくなってきたら、見ることができます。
また、その時期は霜柱ができ始めるころでもあります。
霜柱も霜と同じように見ると踏んでみたくなります。
ただ、霜柱と霜は同じ「霜」の字が使われていますが、原理としては違うものです。
空気中の水蒸気が凝結してできる霜に対して、霜柱は地中の水分が地表に染み出して柱のように凍ってできるものです。
そのため霜柱は堅い地面にはできにくく、柔らかい畑にできることが多いです。
地面が持ち上げられて農作物が被害を受けるため、農家は苦労するそうです。
今回は凍っている地面を撮りたいと思っていたのですが、上記のように地面が凍るのはもう少し後になってからです。
どうしようか悩んだ結果、とりあえず近所の田んぼに行ってみることにしました。
普段は人気の少ない田んぼですが、その日はなぜか真ん中らへんに10人ほど若い人が集まっていました。
近づいてみると、カメラや、テレビでよく見るガンマイクや他にも撮影で使う道具がたくさんありました。
こんなところで撮影なんかするんだなと思い、話を聞いてみたところ、大学のサークルで発表する映像を制作しているとのことでした。
普段は少し離れたところを走る電車の音、鳥の鳴き声、300m先にある小中学校から聞こえる子どもたちの声が心地よく混ざっている
静かな場所ですが、今日はにぎやかな声が聞こえ、慌ただしさを感じました。
ちょっと集中して写真を撮りたいなと思い、彼らから離れ、被写体を探しました。
だんだんと声や気配が小さくなってきて、気にならないほどになった時、今度は水が流れる音が反対の方から聞こえてきました。
なんだろうと思い、聞こえる方へ近づくと、それは水路に水が流れる音だとわかりました。
そのまま水路に沿って10mほど歩くと、水路が三方から合流し、30度ほどの傾斜でアスファルトの下をくぐっているところに着きました。そこまで着くと音は激しさを増し、周りの音が聞こえなくなりました。
その先では水路から大きさ1mほどの小さい貯水池のようなところに水が勢いよく落ち、白い水泡がひっきりなしにできていました。
田んぼに水を供給するための水路は役目を終えたこの時期でも、休むことなく水を流しています。
しかし、激しい音とは裏腹に、私にはむなしく流れているように見えました。
それは冬に入り、色々なものが動きを止め始めるこの時期だから感じたのかもしれません。
また、きっと夏だと涼しく見えるであろうこの景色も、冬に入り始めたこの時期だととても冷たく感じました。
そんな様子が今回のテーマ、「地始凍」に合っていると思い、写真を撮りました。
また、ここから流れる水が稲を育てたのかと思うと感謝の気持ちと来年もまた頑張ってねという思いが生まれました。
なにか撮れるかなと思いつきで訪れた田んぼ。意外にもいい写真が撮れたと満足できました。
旬の食材:ししゃも |
旬は産卵期である10月下旬~11月中旬。
ししゃもは日本固有の魚で、北海道の太平洋岸のみに生息しています。 乱獲により漁獲量が減少したため、現在では流通しているもののほとんどがノルウェーやカナダなどから輸入される「樺太ししゃも」という種類です。 日本固有のししゃもは「本ししゃも」、樺太ししゃもは「子持ちししゃも」、またはそのまま「ししゃも」と表記されることが多いようです。見極めるポイントは「本ししゃも」はウロコ、口や目が大きく、脂びれが小さいですが、樺太ししゃもはその反対で、特にウロコがとても細かいです。 価格は本ししゃもが高く、3倍以上もするそうですが、味は本ししゃもの方が圧倒的においしいとされています。なかなか出回っているものではないので、見つけた時は贅沢として買ってみるのもいいかもしれません。 |
1:
フライパンにクッキングシートを敷いて、その上にししゃも同士がくっつかないように並べて中火で焼きます。 2: 焼いているうちに脂が出てくるので、そのままししゃもの表面が乾くまで焼いたら、尻尾の方を持ち上げてゆっくりとひっくり返します。 |
3:
裏面も同じように焼けたら完成です。片面だいたい7分ほどです お好みでレモンやゆずなどをお使いください。 ※頻繁に触ったりすると皮がむけたり身が崩れたりしてしまうので、ひっくり返す時以外は触らないようにしてください。 この方法だとフライパンも汚れないので片付けも簡単に出来ます。 |