虹蔵不見(にじかくれてみえず):11月22日~11月26日ごろ
「蔵」は潜むという意味です。
つまり、「虹蔵不見」とは虹が隠れて見えなくなる時季ということです。
この頃になると、日差しが弱くなり、空気が乾燥してきます。
また、曇りの日も増え、空がどんよりとしてきて、家を出るのが億劫になってきます。
「蔵」の字がその様子をも表現しているような感じがします。
春の「虹始見」と対になっており、虹を見るのは当分お預けになりそうです。
どうしても見たい時は、雨上がりの暖かい日に空を眺めてみるといいかもしれません。
しかしその時見える虹は、夏のようにはっきりとしたものでなく、どこか弱々しく、今にも消えてしまいそうなものです。
今回の写真は、愛媛県の弓削島で撮りました。
虹が隠れて見えない様子と考えた時に真っ先に浮かんだのは、日差しの弱い、少し曇った空。
弓削島に着いてから、すこし時間があったので、サイクリングしながら適当に写真を撮っていました。
せっかく島に来たのだから、曇った空の写真は海で撮ろう。
そう思い、海岸まで行ってみましたが、もちろん虹がかかっているはずもなく、浜辺に寝転んでどうしようか考えていました。
3日間の滞在の間になにかしら「これだ」っていう写真が撮れるだろう。
だから、今日はゆっくり景色に浸ろう。
とそんなことを思いながら空を眺めていると、ふっと空が虹のように見えることに気付きました。
淡いグラデーションが、この時季の虹と同じように見えてまさにテーマ通りです。
細かく見てしまえば、七色揃っていないような気もしますが、その時はこんな運命的な出会いはないと、本気でそう思い、感動しました。
今、改めて写真を見ても、私には虹色に見えるのですが、みなさんにはどう映るのでしょうか。
もしかしたら、思い入れがないとそうは見えないのかなと不安です。
帰り道、自転車で橋を渡りながら、ふと空を見てみると、さっき撮った空とは違う夕焼け空になっていました。
たまたまあの時、空を眺めていて、どうしようか考えていたから気付けた風景。
本物の虹は隠れて見えないけれど、空が虹のように見える。
きっと、七十二候を意識していなかったら気付けなかったことです。
これからも、普段は誰も気にかけないような些細なことに目を向けながら、季節の変化を感じていきたいと思いました。
「蔵」は潜むという意味です。
つまり、「虹蔵不見」とは虹が隠れて見えなくなる時季ということです。
この頃になると、日差しが弱くなり、空気が乾燥してきます。
また、曇りの日も増え、空がどんよりとしてきて、家を出るのが億劫になってきます。
「蔵」の字がその様子をも表現しているような感じがします。
春の「虹始見」と対になっており、虹を見るのは当分お預けになりそうです。
どうしても見たい時は、雨上がりの暖かい日に空を眺めてみるといいかもしれません。
しかしその時見える虹は、夏のようにはっきりとしたものでなく、どこか弱々しく、今にも消えてしまいそうなものです。
今回の写真は、愛媛県の弓削島で撮りました。
虹が隠れて見えない様子と考えた時に真っ先に浮かんだのは、日差しの弱い、少し曇った空。
弓削島に着いてから、すこし時間があったので、サイクリングしながら適当に写真を撮っていました。
せっかく島に来たのだから、曇った空の写真は海で撮ろう。
そう思い、海岸まで行ってみましたが、もちろん虹がかかっているはずもなく、浜辺に寝転んでどうしようか考えていました。
3日間の滞在の間になにかしら「これだ」っていう写真が撮れるだろう。
だから、今日はゆっくり景色に浸ろう。
とそんなことを思いながら空を眺めていると、ふっと空が虹のように見えることに気付きました。
淡いグラデーションが、この時季の虹と同じように見えてまさにテーマ通りです。
細かく見てしまえば、七色揃っていないような気もしますが、その時はこんな運命的な出会いはないと、本気でそう思い、感動しました。
今、改めて写真を見ても、私には虹色に見えるのですが、みなさんにはどう映るのでしょうか。
もしかしたら、思い入れがないとそうは見えないのかなと不安です。
帰り道、自転車で橋を渡りながら、ふと空を見てみると、さっき撮った空とは違う夕焼け空になっていました。
たまたまあの時、空を眺めていて、どうしようか考えていたから気付けた風景。
本物の虹は隠れて見えないけれど、空が虹のように見える。
きっと、七十二候を意識していなかったら気付けなかったことです。
これからも、普段は誰も気にかけないような些細なことに目を向けながら、季節の変化を感じていきたいと思いました。
旬の食材:大根 |
大根の旬は11~2月。
現在最も多く出回っているのは「青首大根」といわれる種類です。 一年を通じて食べることができますが、寒い時季のものは甘みがあり、みずみずしく、春夏に出回るものは辛味が強いです。 選ぶ時は葉がいきいきとしていて青々しいもの、根がズッシリと重く、肌が白いものを選びましょう。大根は葉も栄養が豊富なので、葉つきのものがオススメです。 また、大根は場所によって使い分けるとよりおいしくいただけます。 葉に近い部分は甘みが強く、みずみずしいのでサラダや和え物など生食に最適です。 真ん中は柔らかいので煮物やステーキなど丸々食べるのがおすすめです。 根に近い部分は辛みがあり筋っぽいので、大根おろしや千切りにして汁物にするといいです。ただ加熱すると辛味は弱くなります。 |
1:
大根はしっぽの部分以外を好みの高さ(3~5cm程度)に切り揃えます。切り口を上から見ると、外の皮の内側に繊維状の輪があります。食べると硬い部分なので、皮と一緒に取り除くために厚めに剥いてください。次に両面を面取りし、裏面に十字に1/3程度まで包丁で切り込みを入れてください。 2: 米のとぎ汁で1時間ほど下ゆでします。竹串が通るようになったら、一度ざるにあけ、水洗いしてぬめりをとってください。 ※とぎ汁のかわりに水の中に大さじ2の米を入れるのでもいいです。 |
3:
昆布を5cmに切り、下に敷いた後、大根がひたひたになるくらいまで水を入れ、弱火で30分ほど煮ます。その時も竹串で固さを確認するようにしてください。 4: 味噌だれの材料をなべにかけ、混ぜながら弱火で5分煮ます。 大根にかけて完成です。 |