蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり):10月18日~10月22日頃
現在は「蟋蟀」のことを「コオロギ」と読みますが、
蟋蟀がコオロギとキリギリスのどちらを指すのか、はっきりしていないそうです。
この時期に鳴く虫はたくさんいます。
どちらか片方というのは仲間外れにしているようで、寂しい気がするので、
ここでは総じて蟋蟀=秋の夜に鳴く虫ということにします。
つまり、「蟋蟀在戸」とは、「秋虫が戸のあたりで鳴くころ」という意味です。
涼しくなってきたこの時期、遠くで鳴いていた秋虫たちの距離がより近くなったように感じます。
キリギリスは「ギーッチョン、ギーッチョン」と鳴き、コオロギは「リーリーリー」と鳴きます。
秋の深まりを実感するこの音に、耳をそっと傾ける時間はなんとも贅沢な気がします。
今回は家の周りが工事しているため、近所の田んぼに行きました。
行ったのは午後3時ごろ。
コオロギが鳴き始めるのは夕方からなので、鳴いているのはキリギリスです。
鳴き声を頼りにあたりを探しますが、近寄ると止むので、少しの動きも見逃さないように神経を集中させます。
30分ほど格闘して撮った写真が今回の写真です。
キリギリスを撮った後は、せっかくなのでコオロギの写真も撮ろうと思い、より田んぼの中心に移動して夕暮れを待ちました。
前回もそうだったのですが、写真を撮っていると声をかけられることが多いです。
今回は60後半の男性に、草木の名前当てクイズ、昔は鳥を捕まえて売っていたお話、
息子さんの彼女が挨拶をしないから気に食わんなどの愚痴話を聞かせてもらいました。
気付くと1時間経っていました。
男性のお話だけでも物語が書けてしまうくらい、楽しい時間でした。
また会うことを約束してお別れしました。
と、そんなこんなで夕暮れです。
コオロギはそこら中で鳴いているのですが、姿が見つかりません。
2時間ほど探したのですが、陽が沈んでしまい、あたりが見えなくなってしまいました。
見つからないと少し苛立ちを感じます。
かくれんぼでずっと探している役をやっているような感覚に襲われました。
2時間もやれば飽きてしまいます。
次第に小馬鹿にされているように聞こえてきたので、探すのをやめ、鳴き声に浸ることにしました。
浸ってしまったら、こちらのものです。
田んぼ道で一人、秋の夜のオーケストラを楽しむひとときを過ごしました。
みなさんもお時間があれば、ぜひ蟋蟀の音に浸ってみてください。
贅沢な時間になることと思います。
現在は「蟋蟀」のことを「コオロギ」と読みますが、
蟋蟀がコオロギとキリギリスのどちらを指すのか、はっきりしていないそうです。
この時期に鳴く虫はたくさんいます。
どちらか片方というのは仲間外れにしているようで、寂しい気がするので、
ここでは総じて蟋蟀=秋の夜に鳴く虫ということにします。
つまり、「蟋蟀在戸」とは、「秋虫が戸のあたりで鳴くころ」という意味です。
涼しくなってきたこの時期、遠くで鳴いていた秋虫たちの距離がより近くなったように感じます。
キリギリスは「ギーッチョン、ギーッチョン」と鳴き、コオロギは「リーリーリー」と鳴きます。
秋の深まりを実感するこの音に、耳をそっと傾ける時間はなんとも贅沢な気がします。
今回は家の周りが工事しているため、近所の田んぼに行きました。
行ったのは午後3時ごろ。
コオロギが鳴き始めるのは夕方からなので、鳴いているのはキリギリスです。
鳴き声を頼りにあたりを探しますが、近寄ると止むので、少しの動きも見逃さないように神経を集中させます。
30分ほど格闘して撮った写真が今回の写真です。
キリギリスを撮った後は、せっかくなのでコオロギの写真も撮ろうと思い、より田んぼの中心に移動して夕暮れを待ちました。
前回もそうだったのですが、写真を撮っていると声をかけられることが多いです。
今回は60後半の男性に、草木の名前当てクイズ、昔は鳥を捕まえて売っていたお話、
息子さんの彼女が挨拶をしないから気に食わんなどの愚痴話を聞かせてもらいました。
気付くと1時間経っていました。
男性のお話だけでも物語が書けてしまうくらい、楽しい時間でした。
また会うことを約束してお別れしました。
と、そんなこんなで夕暮れです。
コオロギはそこら中で鳴いているのですが、姿が見つかりません。
2時間ほど探したのですが、陽が沈んでしまい、あたりが見えなくなってしまいました。
見つからないと少し苛立ちを感じます。
かくれんぼでずっと探している役をやっているような感覚に襲われました。
2時間もやれば飽きてしまいます。
次第に小馬鹿にされているように聞こえてきたので、探すのをやめ、鳴き声に浸ることにしました。
浸ってしまったら、こちらのものです。
田んぼ道で一人、秋の夜のオーケストラを楽しむひとときを過ごしました。
みなさんもお時間があれば、ぜひ蟋蟀の音に浸ってみてください。
贅沢な時間になることと思います。
旬の食材:チンゲンサイ |
一年中出荷されていますが、旬は9~12月。気温の下がる晩秋のころがおいしくいただけます。中国原産で日本に入ってきたのは1970年頃。
古くからあるように思い込んでいましたが、意外にも入ってきたのは最近です。 βカロテンを豊富に含み、免疫力を高め、風邪やがんの予防などに効果があるとされています。またβカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので、皮膚や粘膜を健康に保つ働きや潤いを与えてくれます。 βカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まるので、炒めて食べるのが栄養的にはオススメですが、茹でたり、漬けたり、スープにして食べてもおいしいです。 選ぶ時のポイントは葉が鮮やかな緑色で張りがあり、茎は淡緑色で幅が広くて厚みがあり、伸びていなく、根元にかけて丸みがありツヤがあるものを選びましょう。 |
1:
チンゲンサイは葉の部分と茎の部分をわけて、葉は5cmほどの大きさ、茎は一口大に切ります。ホタテは横半分に切ります。きくらげは水につけて戻してから、一口大に切ります。しめじは石突きを切ってバラバラに。しょうがはみじん切りにします。 |
2:
ホタテを料理酒と塩、こしょうに10分ほど漬けます。漬けたホタテに片栗粉をつけて、サラダ油を鍋にいれて、炒めます。軽く火が通ったら一度鍋から出します。出した鍋にしょうがを入れ、炒め、そこにしめじときくらげを入れます。油がまわったらホタテを戻します。 |
3:
中華スープの素を顆粒のまま入れてから、オイスターソースをまわして、チンゲンサイの茎のみを入れます。混ぜ合わせて、全体に火が通ったらチンゲンサイの葉と細かい千切りにしたにんじんを入れて出来上がり。最後に塩、こしょうで味を整えて下さい。 |