雀始巣(すずめはじめてすくう):3月20日~3月24日ごろ
今日は春分の日です。
太陽が真東から昇り、真西へと沈んでいくため、昼と夜の長さが同じになる節目の日です。
今日以降、夜は短くなり、昼がだんだんと長くなっていきます。
祝日は固定されているものがほとんどですが、春分の日と秋分の日は天文学上の計算で1日前後することがある珍しい祝日です。
そして、春分の日をはさみ前後3日を含む7日間が「春のお彼岸」で、先祖の供養をする日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、これからは寒い日が少なくなり、温かい日が多くなっていきます。
そろそろ冬のお洋服をしまってもいいころかもしれません。
春分の初候は、今回の「雀始巣(すずめはじめてすくう)」です。
字からもわかるように、すずめが巣作りを始めるころです。
巣を作る場所は瓦の下、屋根の隙間など人の近くに作ることが多いです。
それは外敵から身を守るためです。
実はすずめは野鳥ではあるものの、人間との関係が最も深い生き物でもあります。
必ず人が住んでいる場所に生息しており、人がいなくなると、同じようにすずめもいなくなってしまいます。
近づくと逃げてしまうので、人のことが嫌いなのかと思っていましたが、人に寄り添って生きるかわいらしい鳥なのだなと認識を改めました。
そしてすずめは害虫を食べてくれる益鳥ですが、稲穂を食べるなど農作物を荒らす害鳥としての一面もあります。
農家はカカシを立てたり、鳴子を備えつけるなどして追い払わなければいけません。
それでも人びとに愛されてきたのは、憎さよりも愛らしさが上回っているからでしょう。
木の枝や電柱に止まり、チュンチュンとさえずくすずめ。
小さくかわいらしい体を精一杯動かしながら飛び回る姿は見ていて、ほっこりとした気持ちになります。
今回の写真は東京の日比谷公園で撮りました。
鳥を撮る時は望遠レンズで撮るようにしているのですが、今回はどれだけ近づけるかを体感してみたくて、標準のレンズで挑戦してみました。
逃げないように視界の外から近づいてみても野生の勘があるのか、さっと飛んで逃げてしまいます。
木の陰から隠れるように撮ったり、ベンチの隙間から撮ったり、諦めて連射で撮ったりしてやっとのことで撮れたのが今回の写真です。
この写真は30羽以上のすずめが花壇のまわりに集まっているのに気付き、ほふく前進で近づきながら撮りました。
この写真を撮るころにはほとんど逃げていたのですが、この4羽だけはなぜか残ってくれ、しかもきれいに並んでくれました。
頑張っている私へのサービスかな。
人との関わりの深い、すずめならでのは気遣いだったのかもしれません。
そう思うと、また一段と愛くるしさが増すものです。
今日は春分の日です。
太陽が真東から昇り、真西へと沈んでいくため、昼と夜の長さが同じになる節目の日です。
今日以降、夜は短くなり、昼がだんだんと長くなっていきます。
祝日は固定されているものがほとんどですが、春分の日と秋分の日は天文学上の計算で1日前後することがある珍しい祝日です。
そして、春分の日をはさみ前後3日を含む7日間が「春のお彼岸」で、先祖の供養をする日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、これからは寒い日が少なくなり、温かい日が多くなっていきます。
そろそろ冬のお洋服をしまってもいいころかもしれません。
春分の初候は、今回の「雀始巣(すずめはじめてすくう)」です。
字からもわかるように、すずめが巣作りを始めるころです。
巣を作る場所は瓦の下、屋根の隙間など人の近くに作ることが多いです。
それは外敵から身を守るためです。
実はすずめは野鳥ではあるものの、人間との関係が最も深い生き物でもあります。
必ず人が住んでいる場所に生息しており、人がいなくなると、同じようにすずめもいなくなってしまいます。
近づくと逃げてしまうので、人のことが嫌いなのかと思っていましたが、人に寄り添って生きるかわいらしい鳥なのだなと認識を改めました。
そしてすずめは害虫を食べてくれる益鳥ですが、稲穂を食べるなど農作物を荒らす害鳥としての一面もあります。
農家はカカシを立てたり、鳴子を備えつけるなどして追い払わなければいけません。
それでも人びとに愛されてきたのは、憎さよりも愛らしさが上回っているからでしょう。
木の枝や電柱に止まり、チュンチュンとさえずくすずめ。
小さくかわいらしい体を精一杯動かしながら飛び回る姿は見ていて、ほっこりとした気持ちになります。
今回の写真は東京の日比谷公園で撮りました。
鳥を撮る時は望遠レンズで撮るようにしているのですが、今回はどれだけ近づけるかを体感してみたくて、標準のレンズで挑戦してみました。
逃げないように視界の外から近づいてみても野生の勘があるのか、さっと飛んで逃げてしまいます。
木の陰から隠れるように撮ったり、ベンチの隙間から撮ったり、諦めて連射で撮ったりしてやっとのことで撮れたのが今回の写真です。
この写真は30羽以上のすずめが花壇のまわりに集まっているのに気付き、ほふく前進で近づきながら撮りました。
この写真を撮るころにはほとんど逃げていたのですが、この4羽だけはなぜか残ってくれ、しかもきれいに並んでくれました。
頑張っている私へのサービスかな。
人との関わりの深い、すずめならでのは気遣いだったのかもしれません。
そう思うと、また一段と愛くるしさが増すものです。
旬の食材:ひじき
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ひじきの旬は3月~4月。
日本では縄文時代より食べられていたなじみのある食材です。 昔からひじきを食べると長生きするといわれているように、栄養価の高い食材です。 食物繊維がごぼうの5倍、カルシウムが海藻の中で1番で、他には鉄分、カリウム、リン、ビタミンAなども含まれています。 市場に出回っているほとんどのものは乾燥させたものです。採ったばかりのものは渋みが強いため、生ひじきとして売られているものは、乾燥品を蒸して戻したものです。買う時は大きさが揃っていて、色が黒く、つやがあるものを選ぶようにしましょう。 茎の部分を使った長ひじきは煮物や炊き込みご飯に、枝先だけの柔らかい芽ひじきはサラダや和え物にするといいです。 |